2023.06.09
マーケティング

K-POPを一番応援しているメディアになる!「光文社K-POPメンバー」のチャレンジ

今やその人気は日本のみならず、世界中を席巻している韓国発の音楽「K-POP」。
光文社 国際事業部では、そんなK-POPのイベント企画運営や情報発信、グッズ販売等、たくさんのコンテンツを発信するWEBメディア「光文社K-POPメンバー」を運営しています。

中でもひときわ話題を集めたのは、韓国芸能ニュースメディア「“Dispatch(ディスパッチ)”」の創立10周年を記念して昨年開催された、K-POPフェス「D’FESTA」です。

ENHYPEN / TXT / STRAY KIDS / NCT DREAM / NCT 127 / TWICE / SEVENTEEN / BTS / NU’EST。大人気9グループのオリジナルコンテンツを提供したイベントは、2022年7月から今年2月にかけて、東京スカイツリー、羽田空港第2ターミナル国際線施設、大阪南港 ATCの国内3会場で開催し、大成功を収めました。

光文社が取り組む、今注目の「K-POPファンビジネス」の試みとは?
国際事業部の森本さんにお話を伺いました。


 森本 理沙(もりもと りさ)
株式会社光文社 コンテンツビジネス局 国際事業部 グローバルコンテンツディレクター
2017年に光文社入社。雑誌「J J」編集部に3年間在籍した後、国際事業部の立ち上げメンバーに抜擢され、K-POP案件を中心に担当中。

【光文社K-POPメンバー公式サイト】https://member.k-kobunsha.jp/
【光文社国際事業部公式Twitter】https://twitter.com/kobunsha_int
【光文社K-POP公式TikTok】https://www.tiktok.com/@kokusai.kpop
【光文社K-POP公式Instagram】https://www.instagram.com/kobunsha_kpop/


「運営わかってない!」と思われないように

-まずは「光文社K-POPメンバー」について教えてください。
ひとことで言うとどのようなメディアで、具体的にどんな取り組みをされていますか?

森本さん:
グローバルK-POPフェスティバル「D’FESTA」の企画・運営・情報発信やチケット販売、アーティストグッズの販売、各種キャンペーンの実施を軸にしたメディアで、主にイベントにご来場頂いたファンの皆様が集まる場所になっています。
今後はファン同士の交流や、より為になる情報発信に力を入れていきたいと考えていて、ファンが自発的かつ肯定的に拡散したくなるようなメディアを目指しています。

-メディアの名称を「メンバー」にされた意味はありますか?

森本さん:
ファンとアーティストはもちろん、ファン同士や我々運営サイドも含めて繋がっている仲間だという思いを込めて「メンバー」という言葉をつけました。

-「光文社K-POPメンバー」のファンは実際どんな方たちですか?
また、ファンの方に対して気をつけられていることはありますか?

森本さん:
とにかく熱量の高い方が多いです!
イベントに何度も来てくださるリピーターも沢山いらっしゃいましたし、時間もお金もかけて、推しのアーティストを全力で応援しています。
音楽だけでなく、韓国のファッションやビューティー、語学にも興味があって、韓国カルチャー全般に対する憧れや愛をお持ちだなとも感じます。

ファンの、アーティストへの深い思いに感謝とリスペクトの気持ちをいつも持って、「運営わかってない!」と思われないように気をつけています。

「ここでしかできない」にこだわって「つながりたい」を叶える

-そんな熱狂的なファンを相手に取り組む、ファンビジネスの考え方を教えてください。

森本さん:
「ここでしかできないこと」にこだわって「つながりたい」を叶える、をいつも意識しています。
「つながる」ということは、WEBメディアの持つ大きな強みです。
紙媒体が「保存したいタイミング」で手を伸ばすものになっているのに対して、ファン同士で想いを共有したい、語り合いたい、という「つながる」欲求はWEBやSNSでしか叶えられないものだからです。

また、昨今「推し活疲れ」という言葉もよく聞きますが、私たちのメディアではそうならないように、求められていることをしっかり研究して、誠実に忠実に進めていくことを心がけています。

ゆくゆくは記事にコメント機能をつけたり、学べるクイズ企画や、運営が認定するファンの中のエキスパートのような存在を作ったりして、皆さまがもっと楽しんで交流できる場所にしていきたいです。

-ファンのニーズを研究するために、具体的にどんなことをしていますか?

森本さん:
光文社には、対面やオンラインで読者のお話をじっくり聞く、読者調査(略してドクチョウ)という文化があります。「光文社K-POPメンバーズ」でも、たくさんのK-POPファンにお話を伺い、リアルな声を吸い上げてイベントやコンテンツ制作に活かしています。

また、SNSに寄せられたコメントにももちろん目を通していて、ニーズを汲み取るのはもちろん、お叱りや厳しいご意見も真摯に受け止めています。

今年の3月には、ファンの方のライフスタイルをより理解するため、CDMさんと一緒に「光文社K-POPメンバー」会員への大規模アンケートを行いました。
推し活についてだけでなく、皆さんが毎日をどんなふうに過ごして楽しんでいるのか、ファッション、ビューティ、グルメなど幅広い嗜好を知ることができたのはとても大きな財産です。世代間のギャップも印象的でした。
大規模アンケートのデータを踏まえて、今後の新企画のアイディアも続々浮かんできているところです!

-新企画のローンチも楽しみですね!

「ありがとうって言ってくれてありがとう」

-ファンビジネスをやっていく上での壁や課題はなんですか?

森本さん:
興味を持っていただけるような面白いコンテンツを継続的に出し続けるのは、とても大変なことです。ファンが離れていかないように、頻度や内容のバランスにも気をつけています。

-逆にやっていて良かった!というエピソードはありますか?

森本さん:
K-POPのアーティストはファンへのサービス精神がすごいです。
「D’FESTA」にアーティスト本人が来場した時も、ファンからのメッセージと一緒に自撮りしてSNSにアップしたり、自らサインをたくさん書いたり、アーティストとファンの双方向の愛情を近くで見ていると幸せな気持ちになります。

イベントに3回も来て下さったあるファンの方が、会場内のボードに来場日を入れて書いてくれた「D’FESTAさんありがとうございました!!」のメッセージを見た時は感動して涙が出ました。
お礼を言いたいのはこっちです!「ありがとうって言ってくれてありがとう」って(涙)。

「D’FESTA」会場内のメッセージボードに書かれた、ファンからのメッセージ。

一回きりじゃない。次につなげていけるシステム

-「光文社K-POPメンバー」では、CDMのソリューション「Uniikeyz」を導入し、「D’FESTA」の電子チケットやグッズの販売、キャンペーン等、様々なサービスを提供しています。

まず、「Uniikeyz」を採用した理由をお聞かせください。

森本さん:
今、出版社はどんどん新しいことに挑戦しないといけない時代です。

チケットを販売して、イベントを開催して終了。それだけを行うシステムなら他にもありますが、「Uniikeyz」は来場したファンを記憶して、その会員データをイベント終了後の次のチャレンジにもつなげていけることが大きな魅力でした。

-導入して良かった点・導入前と比較して改善された点はありましたか?

森本さん:
K-POP案件は私を含めて3名のとてもコンパクトな体制で進めているので、そもそも「Uniikeyz」を導入していなければ実現できなかったと思います…。
販売、コンテンツ制作やメルマガ配信、会員データ管理、マーケティング等、やることは無限にある中、「Uniikeyz」はそのすべてをワンストップで実現してくれるので、効率良く運営できています。

大規模アンケートの実施では、設問の検討から配信、結果の分析まで細やかにサポートしていただいたおかげで、とても貴重なデータを手に入れることができたと思っています。

CDMの皆さんとは導入前から今に至るまで、頻繁にコミュケーションをとっているので、なんでも相談させてもらっていますし、手厚いサポートにいつも感謝しています!

-嬉しいお言葉ありがとうございます(涙)。

K-POPを一番応援しているメディア=「光文社K-POPメンバー」になる

-最後に、今後の展望をお聞かせください。

森本さん:
ここからは良い情報がいつも流れてくるな」というメディアの印象づけを絶やさずやっていきたいです。
最新情報をお届けするメルマガだったり、日本オリジナルのコンテンツや商品の開発だったり、ファンの方に喜んでいただけるように、新しい試みにどんどん挑戦するつもりです。

K-POPを一番応援しているメディア=「光文社K-POPメンバー」と言われるようになることが最終ゴールだと思っています。

個人的には韓国語の勉強を頑張ります(笑)。

–  CDMとして、今後の新しいチャレンジも全力でサポートさせて頂きます!ファイティン!
貴重なお話をありがとうございました。

INFORMATION

全世界のK-POPファンを熱狂の渦に巻き込んだ奇跡の展示イベント「D’FESTA」が、この夏沖縄に上陸!
参加アーティストによる特別ムービーと約10,000発の花火で沖縄の真夏の夜空を奏で彩る、一夜限りの花火ライブも開催します。

「DʼFESTA OKINAWA ART PANEL Garden」
2023年7月21日(金)〜7月30日(日)開催
※荒天等のため実施できない場合は中止とさせていだだきます。
「DʼFESTA OKINAWA Fireworks Live」
2023年7月29日(土)開催
※荒天等のため実施できない場合は翌日7/30(日)に延期し、 両日とも実施できない場合は中止とさせていだだきます。

「D’FESTA」が日本を、沖縄を盛り上げます!